■アミノアルキド樹脂(メラミン樹脂)
アミノ樹脂とアルキド樹脂を組合せたもの。
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アミノ樹脂はアミノ化合物(メラニン樹脂、尿素など)とホルムアルデヒトを縮合させて得られる樹脂の総称です。
◆アルキド樹脂は、無水フタル酸と多価アルコールとの縮合物を油又は脂肪酸で変性したもので、長油性、中油性、短油性の3種類があります。
使われる油の量が多いものが長油性で少ないものが短油性です。
油脂は脂肪酸とグリセリンからできたエステル。
油脂にさらにグリセリンを加えて反応させると油脂(水に溶けない)およびグリセリン(水に溶ける)の中間の性質(どちらとも親和する)ものを、自由に作ることができます。
更に好みの酸とポリアルコール類を加えて反応させると、硬さ、強靭さ、薬品に侵されない、電気を通さない、などの性質を調節した樹脂が作れます。
アルキド樹脂系塗料は、フタル酸を主成分とする樹脂ワニスを使用していることから、フタル酸樹脂系塗料とも呼ばれます。
アルキド樹脂が塗料分野で最も多 量に使用されるのは、耐候性が優れており、しかも経済的であるためと言えます。
【組成】
エーテル化メラミン樹脂又は尿素樹脂とアルキッド樹脂の混合物
【特徴】
◎低温短時間加熱乾燥
◎ワニスは淡色透明で耐変色性にすぐれ、殆どの色相を調色することができる 。
◎硬度が高く光沢が良く、付着性・可撓性もすぐれている。
【用途】
家具・事務機・弱電気部品・一般屋内装飾品 ・照明器具…
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出典・参照: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 パーカー加工サイトなど |